Huawei P9 Lite のブートローダのアンロック
アンロックコードコードが入手できない
Rootを取るにはブートローダをアンロック(OSを書き換えれるようにする)しなければいけない。前回の Ascend G620S の時はHuaweiの公式サイトでアンロックコードを入手できたが、現在は申請ページにログインするとトップページに飛ばされてしまい、アンロックコードが手に入れられない。中国語のページでやったりしてもできない。xdaの書き込みにもそのようなものがあった。Huawei公式のカスタムROM系のページが最近リニューアルされているようで、こちらのブログ記事、HUAWEI honor8のroot化が成功したので手順まとめ - k1r Blog に載ってる画像と現在のサイトが違う。そのせいかもしれない。
どうもこのようなことはよくあることらしく、「(ヨーロッパで)HUAWEIのページから直接アンロックコードを手に入れようとすると問題が起きる事があるが、DC-unlockerでは問題はない。」という書き込みもあった。もっとも、この書き込みは DC-unlocker のステマの可能性もあるが。
ということで、仕方なくDC-unlockerを使うことにしました。
注意:以下の方法は一歩間違えればスマホを壊す可能性があります。もし実際にやる場合は自己責任で行ってください。特に今回はお金がかかっているので、何をしてるかわからない場合はやらないでください。
DC-unlockerでアンロック
DC-unlockerは端末をいろいろアンロックしたりする有料サービスです。今回はブートローダのアンロックコードを取得するのに使いました。xdaのフォーラムを見ているとたまに出てくるので信頼して使ってみたところ、「本当にアンロックできるのか」という点では詐欺ではありませんでした。
対応機種・値段
DC-unlocker features for Huawei Android phones によると、P9 Lite VNS-L02 の欄に Read bootloader code とあるので、対応機種です。
また、Credits for users who don't have a DC-unlocker dongle needed for one operation の Huawei HiSilicon Read Bootloader Code の行を見ると、4クレジットとあります。4クレジットを手に入れるには涙をのんで4ユーロを払う必要があります。
アンロックコードの取得方法
- HiSuite をインストール(ドライバがインストールされる)
- P9 Lite を接続し、manufacture mode にする
- 電話アプリで「*#*#2846579#*#*」 を入力 → Background settings → USB ports settings にある
- DC-unlocker clientを起動
- 「Select manufacturer」を「Huawei Phones」にして、虫眼鏡マーク(Detect Phone)をクリック
- きちんと認識されたのを確認
- DC-unlocker の Webサイトで4ユーロ払う(Paypalが安心)
- DC-unlocker client の Server タブに、発行されたユーザIDとパスワードを入力してログイン
- Unlocking タブの Read bootloader code をクリックすると、アンロックコードが表示される
- 間違ったのを選択すると4ユーロがパーになるので気をつけて
アンロックの実行
- 開発者向けオプションの中の「OEMロック解除を有効にする」を有効にする
- USBデバッグを有効にして
adb reboot bootloader
を実行 - 白いFastbootの画面になったら
fastboot oem unlock <アンロックコード>
を実行 - デバイスが初期化され、アンロックが完了する
Root化
自分は元のROMでのRoot化が上手くできなかったので CyanogenMod 13 を入れてしまいました。